【データ検証】目標レート間PIPS・判定結果クロス集計 外貨NEXTバイナリー USD/JPY編
目標レート間PIPS・判定結果クロス集計① オプトレ USD/JPY編に続き、外貨NEXTバイナリーでもやってみましたので報告します。①でも書きましたがやっぱりこちらから先にやるべきでした。
両社の目標レートの設定の考え方が全く違うのでグラフも全く違います。まぁ、だから両社併用しているのですが…。では早速本題に。
今回は、外貨NEXTバイナリーのUSD/JPY、2021年全開催(2600回)のデータを整理してみました。
年間の目標レート間PIPS提示実績
まずはこちら。外貨NEXTバイナリーの2021年1年間全開催2600回分の目標レート間PIPSの提示された実績です。
10PIPSまででほぼ足りています。9PIPS以上は9.8%です。7PIPS以上でも15.7%しかありません。
対比するために下にオプトレの同グラフを載せますが、同じグラフとは思えないような…
オプトレでは9PIPS以上が16.4%。7PIPS以上になると37.9%になっています。
いかに両社の目標レート設定に違いがあるかわかります。
このブログでは何度も書いていますが、PIPSが小さいから良いということではなく、収益率を上げるためには相場状況に応じて最も適したレートを提示業者、判定時間までの残り時間が最適な業者をその都度選択することが重要です。ボラティリティーの大きい時にはPIPSが大きい方がリターン倍率は高くなるのであえてPIPSの小さい業者を選ぶのはもったいないです。逆にボラティリティーのない時にPIPSの大きい業者を選んでもリターンの期待は持てません。
年間判定結果
続いて年間の判定結果です。判定結果は+4、+3、+2、+1、-1、-2、-3、-4にそれぞれどのくらい入るのかを集計したものです(オプトレと違い±0がないので注意)
注)判定結果の記述がわからない方はトップページに説明がありますのでご確認ください。
確かに正規分布に近い感じです。こちら外貨NEXTバイナリーでは+2~-2の間に72.5%入っています。先回のオプトレでは+1~-1間に67.8%が入っていましたが、外貨NEXTバイナリーは判定区分が8つに分かれていることを考えるとほぼ変わりないように見えます。
4割以上が±1に入るということは開始時にオプションを購入しても2倍も厳しいリターン倍率なので、ボラティリティーと目標レート間のPIPSをよく見極めるというのが鉄則なのでしょう(といいながら買ってしまうのがいけないんだけど…)
+4または-4に入ったのは計12.9%。オプトレでも一番外側の±3に入ったのは合わせて12.8%とほぼ一緒です。1日10回開催なので1日に1回ある程度ということがわかります。外側のオプションを判定終了時間まで持ち続けるのはやっぱり危険ですね(経験者は多いはず)
さて、ここからが本題です。いつも思う疑問ですが、PIPSが小さい方が大きい判定(±3ないし4)が出やすいのか???言い換えて「勝ちやすいのか?」ということです。そもそものPIPSが小さい外貨NEXTバイナリーに何らかの特徴があるのか?
そこで次に各PIPS毎に判定結果の比率を集計してみました。
各PIPS毎の判定結果比率
PIPS ()内は件数 |
判定 -4 |
判定 -3 |
判定 -2 |
判定 -1 |
判定 +1 |
判定 +2 |
判定 +3 |
判定 +4 |
3 (184) | 6.5 | 7.6 | 8.7 | 18.5 | 20.1 | 17.4 | 11.4 | 9.8 |
4 (583) | 5.3 | 6.3 | 12.2 | 24.2 | 24.5 | 15.3 | 6.5 | 5.3 |
5 (1118) | 6.8 | 8.2 | 13.9 | 19.1 | 21.3 | 15.8 | 7.2 | 7.6 |
6 (310) | 9.0 | 5.2 | 14.2 | 17.4 | 21.3 | 16.1 | 8.1 | 8.7 |
7 (82) | 0.0 | 2.4 | 12.2 | 25.6 | 31.7 | 22.0 | 6.1 | 0.0 |
8 (69) | 4.3 | 7.2 | 7.2 | 26.1 | 27.5 | 18.8 | 5.8 | 2.9 |
9 (83) | 9.6 | 8.4 | 13.3 | 15.7 | 25.3 | 18.1 | 3.6 | 6.0 |
10 (168) | 3.6 | 8.3 | 15.5 | 20.2 | 25.0 | 15.5 | 7.7 | 4.2 |
11 (1) | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 100.0 | 0.0 | 0.0 |
12 (2) | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 50.0 | 0.0 | 0.0 | 50.0 | 0.0 |
※各判定下の数字単位は%
といった結果となりましたが、11PIPSと12PIPSはデータが少ないのでちょっと除外します。
しかし、特徴が見えない…ということで各判定における上位3つを赤字で強調してみました。
PIPS ()内は件数 |
判定-4 | 判定-3 | 判定-2 | 判定-1 | 判定+1 | 判定+2 | 判定+3 | 判定+4 |
3 (184) | 6.5 | 7.6 | 8.7 | 18.5 | 20.1 | 17.4 | 11.4 | 9.8 |
4 (583) | 5.3 | 6.3 | 12.2 | 24.2 | 24.5 | 15.3 | 6.5 | 5.3 |
5 (1118) | 6.8 | 8.2 | 13.9 | 19.1 | 21.3 | 15.8 | 7.2 | 7.6 |
6 (310) | 9.0 | 5.2 | 14.2 | 17.4 | 21.3 | 16.1 | 8.1 | 8.7 |
7 (82) | 0 | 2.4 | 12.2 | 25.6 | 31.7 | 22.0 | 6.1 | 0 |
8 (69) | 4.3 | 7.2 | 7.2 | 26.1 | 27.5 | 18.8 | 5.8 | 2.9 |
9 (83) | 9.6 | 8.4 | 13.3 | 15.7 | 25.3 | 18.1 | 3.6 | 6.0 |
10 (168) | 3.6 | 8.3 | 15.5 | 20.2 | 25.0 | 15.5 | 7.7 | 4.2 |
※各判定下の数字単位は%
7、8、9PIPSあたりは外側にあまりないような感じがしますがこれでもあまりよくわかりません…
知りたいのは振れ幅なのであえて絶対値にして更に表を作り直します。
PIPS | 件数 | 判定±4 | 判定±3 | 判定±2 | 判定±1 |
3 | 184件 | 16.3% | 19.0% | 26.1% | 38.6% |
4 | 583件 | 10.6% | 12.9% | 27.8% | 48.7% |
5 | 1118件 | 14.4% | 15.5% | 29.7% | 40.4% |
6 | 310件 | 17.7% | 13.2% | 30.3% | 38.7% |
7 | 82件 | 0% | 8.5% | 34.1% | 57.3% |
8 | 69件 | 7.2% | 13.0% | 26.1% | 53.6% |
9 | 83件 | 15.7% | 12.0% | 31.3% | 41.0% |
10 | 168件 | 7.7% | 16.1% | 31.0% | 45.2% |
7、8PIPSは±1に50%以上…。特に7PIPSは酷いですね。±2の範囲に91.4%。全2600回のうち82件(3%)なので3日に1回もないくらいですがご注意を…
そもそも外貨NEXTバイナリーは目標レート間のPIPSが狭いので表の件数をみても7PIPS以上の提示がすごく少ないです。で、この表を見ても7PIPS以上になると±1、±2の比率が高く見えます。小さいPIPSの方は4PIPSを除けば±4、±3の比率が高いように見えます。
ということでついでに下の表も作りました。
PIPS | 件数 | 判定±3、±4 | 判定±1、±2 |
3 | 184件 | 35.3% | 64.7% |
4 | 583件 | 23.5% | 76.5% |
5 | 1118件 | 29.9% | 70.1% |
6 | 310件 | 31.0% | 69.0% |
7 | 82件 | 8.5% | 91.5% |
8 | 69件 | 20.3% | 79.7% |
9 | 83件 | 27.7% | 72.3% |
10 | 168件 | 23.8% | 76.2% |
検証結果
一番下の表を見ると7PIPS以上はデータ数も少ないですが±1、2の比率が高いようです。このことから、開催開始直後の購入は控えて開催中にトレンドの切り返しを見極めて購入するか、ボラティリティーがなければ見送りが賢明な気がします。逆に最小の3PIPSはやはり外側に振れやすいようです。
しかし、4PIPSは気持ち悪いですね…
3、5、6PIPSのグループと7、8PIPSグループでは明らかな違いが見えているようです。3、5、6PIPSだと30%くらい判定±3、±4に入るんですね。とはいえ、±4に入るのは10%前後。一日一回の計算です。判定終了までオプションを持ち続けるなら±3までにして±4のオプションはレートの推移を見ながら途中で売却も考えるといったところでしょうか。通常小さいPIPSを提示する外貨NEXTバイナリーが7、8PIPSと比較的大きなPIPSを提示してきた場合には余り離れた目標レートは選択しない方が良いようです。近いところでもPIPSが大きいだけにリターン倍率は通常より大きいと思います。
4PIPSは謎です。購入するときのロット数は考えた方がいいのでしょうか…謎です。
今回は目標レートの設定が控えめな外貨NEXTバイナリーで検証してみました。集計結果から「目標レート間のPIPSは小さい方が勝てるのか?」という疑問に対して、3PIPSの極小PIPSは確かにチャート上の振れ幅が大きくなるので遠くの目標レートまで到達しやすいということで細かくレートを刻んでオプションを購入すれば勝ちやすいと考えられます。ただ、勝率は高くなると思いますが、PIPSが小さいとリターン倍率は低くなることが多いので、収益率という面からはそれほど高くはならないように考えられます。
5、6PIPSも比較的購入しやすいPIPSであるようです。しかし、4PIPSだけは謎なので私は今後注意して見ていきます。
あと7PIPSも±1、2に90%以上。7、8PIPSはちょっと勝てる気がしないという結論になります。
ボラティリティーが小さい時にはやはり外貨NEXTバイナリーでボラティリティーの高い荒れた相場はオプトレが良いように思います。複数の業者を併用して自分により有利な条件を選択してトレードすることが大事になります(相場の状況、ボラティリティーが目標レートの設定に合っているか)
→最近も見かけたんですけど目標レートがほぼ一緒でその時のレートからまだ20PIPSくらい離れていたと思うんですけど、残り時間が1時間長い方の業者の方が購入価格が安かったんですよ。結構な違いがあって…??? ボラティリティーがなかったからなんでしょうか??? そりゃ~って安いと思って買ってしまって後悔することになったんですが。あまり見ない気がしました…やっぱり複数の業者のモニターを並べてみることはポイントになると思います。お勧めします。
データ検証の方はいかがでしたでしょうか?あくまで個人的な解釈ですが皆さんの投資に役立てば幸いです。
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