【データ検証】仲値トレードをゴトー日(5,10日)と全開場日で比較

いろいろな疑問

【データ検証】仲値トレードをゴトー日(5,10日)と全開場日で比較

先回、5・10日仲値、9時55分を含む開催のバイナリーオプションでUSDコールオプションを購入するとどういった結果になるか検証してみましたが、判定時間が10時20分で9時55分からは25分の開きがありました。10時20分の満期前、9時55分前後でオプションを売却すると勝率もアップするのではないかと考え、今回は5分足の終値ベースで9時00分からの9時30分、9時55分、更に10時30分、11時までのレートの推移を検証していきます。
ネット上の情報では5・10日仲値は60%位が円安になる。また、週末に重なると70~80%と円安になる確率が上がるとか、前半(9時30分)までに下がる場合は期待値が下がる、9時30分前後にエントリーするのが良い等の記載を見つけることができますが、データを示しているものがなかなか見つからなかったためちょっと調べてみました。

検証データ

対象としたデータは2021年1年間のUSD/JPYです。○タトレーダーのヒストリカルデータをダウンロードし、日本時間に修正。時刻に誤りがないように国内他社のデータと突合して確認しています。

検証方法

2021年全開場日の5分足を終値ベースで9時00分からの9時30分、9時55分、更に10時30分、11時で抽出。9時00分のレート基準(0)として、各時刻の基準からのレート変化を求めます。
そこで、9時00分から見て9時55分時点で円安、円高になった日数を5・10日でカウントします。比較のため全開場日についてもカウントします。

検証結果

5・10日仲値の結果としては他で書かれているように確かにほぼ60%が円安になっていました。
しかし、58.3%って微妙な確率です。
そもそも、ボリンジャー好きの私からすると正規分布に従えば50%は円安になるというのが基本的な考えなので58.3%は微妙です。
全開場日の結果との差が大きければある程度の購入動機にもなるんですが、全開場日の結果は下の通り。
57.9%とほぼ変わりはありませんでした。
こうなると5・10日の仲値トレードの優位性というものはちょっとわかりません。
この時間帯は確かにボラティリティーが高いことも多い印象なので5分足終値ベースで検証したのが問題なのか、今後、高値ベースでも再検証してみたいと思いますが、今回の結果はこのようになりました。
週末に重なる場合は円安になる確率が高くなる、9時30分までに円高に動く場合は避けた方がいいといった情報に関しても検証しましたがそれは次の記事に書きたいと思います。

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